「センス」が口癖の上司

僕の上司は「センス」という言葉をやたらお使いになる。

 

「お弁当買ってきて、センスに任せるわ」

 

「なんか炭酸買ってきて、センスで」

 

「お前字下手だなぁ〜、センスがないわ」

 

「そんなんも出来ないの? おれはできるよほら、センスがないよ〜そんなんじゃ笑いもとれないよ?」(俺はセンスがあるから笑いもとれるんだぞ)

 

上司はいつも箸にも棒にもかからないようなつまらないことを言った後、誰も笑わない為自分で爆笑して満足されている。

おそらく自分と他人の笑い声の区別がつかずウケている、自分はセンスがあり笑いの取れる人間だと錯覚されているのだろう。そんなつまらないことで笑える上司は幸せだと思う。おもしろいのハードルを低く設定しいつも笑っている上司を見習いたい。